久しぶりの【アジング考察】
実は【考察】ネタは30くらいストックしてるのだが、正直書くのが面倒だ…
文章で伝えるは難しいし…
半分も伝わってないんじゃないかな?
さて、今回のテーマは…
【ラインについて】
過去記事にも色々と書いてきたけど、解りやすくまとめてみる。
アジングで使用されるメインライン
◎フロロカーボン
◎ポリエステル
◎ナイロン
◎PE
◎その他
各ラインの特性等は
コチラ
それを踏まえて
『アジングにはどんなラインが良いですか?』
っていう質問は多い。
しかしながら、アジングといってもその釣り方やポイントやヒットレンジは様々である。
したがって、ロッドと同様に『コレが良い!』となるハズはない。
現在、俺がメインでやっているアジングは…
◎JH単体
◎水深7㍍以上
◎潮流アリ
◎レンジはボトム付近
◎JHは1g前後
◎サイズは30㎝未満
となると…
ポリエステルをオススメする。
まあ、色々と使ってきたけどやっぱりポリエステルが一番しっくりいくし、釣果も出しやすいね。
話しが前後するが、
俺のライン選びの考え方を書いてみよう
①強度
②線径(細さ)
③水切れの良さ
④伸び
以上4つ
これらを
◎釣り方
◎リグ
◎ポイント
◎飛距離
◎サイズ
によって考え、ベストなラインを選択する。
話しを戻そう
1g前後のJH単体のディープなアジングではフロロカーボンかポリエステル以外はお話しにならない。
普通のPEや今時のハイブリッドなPEやその他の編み込みラインはディープでスローなアジングではゴミラインと化す。
何故?編み込みラインはゴミラインと化すのか?
今回はコレについて詳しく書いてみるが、理解してなくても、違いが解らなくてもアジは釣れるから心配無用だ。
ディープでスローなアジングに使用するラインにおいて一番重要なのが
◎水切れの良さ
である。
したがって、モノフィラでないとダメ
モノフィラメントって単線のラインって事。
今時の高い比重の複合型のPEやその他の編み込みラインが色々と出回っているが…
所詮は【編み込みライン】であり…
編み込みラインが故のラインの表面積がネックとなり高比重だろうが、極細だろうが…
水切れは悪いのである。
その【水切れの悪さ】
コイツが大問題である。
水切れの悪さが起因する問題点として
①風の影響が大
②潮流の影響が大
これによって
◎JHが沈み難い
◎ラインが一直線になりにくい
◎JHの存在を見失う
◎バイト感度が下がる
さて、ここからがキモ
いつも言っている【レンジ操作】
これに大きな悪影響を与えるのが【水切れの悪さ】である。
普通はロッドを通じてJHの重みを感じるのだが…
編み込みラインだと海中や海面までの
ラインがはらむ
海中の潮流をラインの表面積が大きい事でラインは潮下に流されて
JHから海面までのラインはUの字を描くことになる。
海面からロッドティップまでのラインも同じように風の影響を大きく受ける為、直線にはなり難い
まあ、編み込みラインに限らずモノフィラでも同じように直線にはなり難いのだが、問題はその先だ。
ラインがはらむ理由
海中では・・・
◎リグの重量よりもラインが受ける水抵抗が勝るから。
ティップから海面まででは・・・
◎ライン重量によるところ。
したがって・・・・
想像してみよう!!
1gのJHにラインを結び3Mほど先に置いてみる
扇風機でラインに微風を当てる
ラインはU字にはらむ
そのスラックを取る為に引っ張ってみても・・・
1gのJHはラインスラックが無くなる前に・・・
動く!!
しかし、1gのJHを1kgに変えてみると
1kgのJHは動くことなくラインスラックは無くなる。
ラインはピーン!と張ったままだ。
そして扇風機の風を強にすると・・・
1gのJHはラインに引っ張られて動く。
これはすなわち、海中では潮流にJHの重さが負けると沈むことなく横移動するだけだという事。
そして・・・
JHが海底に着底したとしても・・・
海面からJHまでの海中にあるラインはU字にはらみ・・・
リグを持ち上げた時に・・・
U字になったラインが真っ直ぐになろうとする抵抗の重さと・・・
JHの重さ・・・
これの判断が出来なくなるのである。
しかも・・・
アングラー側はラインスラックを回収しただけのつもりでも・・・
JHは浮く
これではレンジを正確に捉える事は難しい
さらに・・・
そのJHの進行方向は・・・
ラインが先行している潮下である。
こうなるとJHの姿勢は最悪であり
さらにさらに・・・
潮上に向いている魚に対して頭から突進してくるJH・・・
当然、フッキング率は下がるし、魚に違和感を与える事に成るのである。
なんか・・・
解り難い説明ですいません・・・
なので、読者さんは1度試してみましょう!
水深7M以上でソコソコ潮流のあるポイントで
◎モノフィラメント0.3号ラインに1gJH
◎PE0.2号ラインに1gJH
無邪気にフリーでボトムまで入れてみましょう!
そして巻き上げてみましょう!
PEの方が遥かに引き抵抗が大きい事が体感出来るハズ。
その引き抵抗の大きさ=ラインがはらんでる
ということである。
これに風が加わり、風向きが潮の逆になると最悪・・・
ラインは顕著にS字になり、リグはドコ?状態である。
とまあ、色々と書いてきたけど伝わったでしょうか???
まとめると・・・
◎表面積の大きい編み込みラインはラインが一直線になり難い
◎潮の抵抗でリグの存在が掴みにくい
◎軽量JHが比重&水切れの悪さから沈み難い
◎ラインのはらみによりJHが潮下へ進行するデメリット
という事で
ディープでスローな軽量JH単のアジングでは比重が重かろうが、コーティングしていようが極細だろうが【編み込みライン】はゴミラインと化すという事。
ま、釣れない訳じゃないから好きなアングラーは使えば良いかと。
以上を踏まえると・・・
ロッドと同じようにPEラインが活躍する状況もあれば、ナイロンだって活躍する事も有る。
状況に応じて適切な思考回路を働かせてラインを選ぶこと
【ライン選び】
参考にしてもらえると良いかな?と。
考察はチョッと最後がガサツな感じだけど終わり。
で、昨日・・・
久々に長男、洸介と2ヶ月振りくらいに会話が成立!!
PCを使っていた洸介に
『PC使うから貸せよ』
というと・・・
『父さん、このマウスダメだからこっちの線がある方が良いよ』
『チョッと使いにくいけどコードレスは途中で切れたりするよ』
だって。
しょうもない会話の中に
洸介の【想い】を感じた
チョッと嬉しかったよ俺は。
ヤツは春から中学生
俺の事について
色々と考えているのだろう。
そう思うと心が痛むが、それも人生
洸介には20年後に俺の事を少しだけ理解してもらえば良い。
残り少ないヤツとの生活
男として、父親として、
伝える事はしっかりと伝えなければ
そう感じた。
おしまい。