いつの間にか今年も残るところ1ヶ月
振り返るには早すぎるが、今年はこれまでの人生の中で最も【苦痛】の伴う一年だったと感じる。(彩楓誕生は除く)
その進行形の【苦痛】の原因は、『我に在り』な訳で誰の責任でも無い。
人間関係の問題?と勘ぐる方も居るだろうが、そんな問題はハナクソレベル。
そんな易い問題では無いので変に勘違いされてる方は御心配なく。
さておき、【海猿的アジング考察】
目標としていた50回目。
読み返すと…
同じ様な内容のものも沢山有るし…
今となっては恥ずかしい内容や、今の理論や考え方とは違う内容も少なからず有る。
人間の思考は経験によって変化するものなので了承されたい。
さて、今回のテーマは
【ロッド性能とは】
釣り人にとって【ロッド】とは一番の拘りの部分であり、また重要なもの。
その重要な【ロッド性能】について持論を書いてみる。
ロッド性能とは?
先ず、大前提としてロッド性能で
『釣果が飛躍的に向上するものではない』
という事を踏まえて。
巷で言われている性能の種類を列挙してみると…
●剛性
●キャスト性能
●感度
●操作性
●フッキング性能
●取り込み性能
大きく分けるとこんなものか?
では、アジングロッドに必要な【ロッド性能】って?なんだ?
その前に…
よく『オススメのアジングロッドは?』みたいな質問を受けるが、ロッドに求めらる性能や、要件は【釣り方】等で大きく変わる、その辺を詳しく聞かないと答えようが無いのである。
話しを戻し、【アジングロッドの性能】
ちょっと前までは…
『ロッドは人それぞれ合う性能』
みたいなヌルい事を言っていた訳だが…
今、現在の自分は
『ロッド性能の答えは1つ』
という考え方になっている。
まあ、所謂【向こう側】的な思考と実質的な性能を自分自身がようやく理解してきたのだろう。
【ロッド性能の答えは1つ】
詳しく説明すると…
車で例えてみる
『砂漠をドライブする為の車の性能は?』
求められる性能として
◎四駆
◎タイヤ径、幅が大きく
◎最低地上高(車高)が高い
◎エアフィルターの性能
等々。
解りやすく簡単な性能を列挙したが、そう、これが【答え】な訳。
色々な自動車メーカーが必要な性能を経験や実験、研究、検証を繰り返して出た間違い無い答え。
その答えの中に
『メーカーそれぞれ』
『メーカーの好み』
『メーカーが慣れてるから』
などという曖昧な答えは無い。
ましてや、
『四駆じゃなくFRが最高!』
とか、
『タイヤは小さい方が良い!』
などと唱えるメーカーは無い。
使用目的に【一定の方向性】が有る前提ならばどんなメーカーが出す性能の答えも【同じ】って事である。
アジングロッドで考えるとどうだ?…
例えば。【ジクヘッド単体のアジング】に向いたロッドは?
◎パッツン系最高
だの
◎ヌルい系最高
だのと
未だ性能に対する【答え】はメーカーによって大きく違う。
これは、
【アジングは完成されていない】という事に他ならないと考えている。
その理由は色々有るが、大きく2つ言える事は、【検証不足】と【怠慢】だろう。
アジングロッドに必要なロッド性能は【曖昧な答え】しか出ていない事実
アジングロッドはまだ発展途上という事だ。
ユーザー側もしかり
『自分は硬いロッドが合う』
『自分は軟らかいロッドが好き』
『使い慣れてるからこのロッド』
こんな感じである。
車で例えると・・・
近所に買い物に行くのにいつも使っているマイカーが扱い易いみたいな感覚
それは【性能】ではなく【慣れ】である。
慣れた車の方が何かと扱いやすいのは確かだが、その【慣れたマイカー】に山道や不整地を走る為の性能が備わっている訳ではなく【慣れている】だけ。
山道や不整地を走るならば四駆が性能的には向いているのである。
これが先に書いた
性能の【答えは1つ】という意味。
もっと解りやすく例えると…
貴方が自分のマイカー(普通の乗用車)と乗り慣れていない普通の乗用車でサーキットを最速で走ったとすれば?
当然、乗り慣れているマイカーの方が良いタイムが出るだろう。
ならば、レース仕様のカリカリチューンのGTRでサーキットを走ったら?
おそらく、乗りこなす事が出来ずマイカーで走った時よりタイム下がるであろう。
だからといってGTRの性能が低い訳じゃない。
なのでGTRを乗りこなす事が出来る様になれば間違いなくタイムは上がるのである。
それはサーキットを走る車としての【性能】が高い為。
しかし、そのGTRの性能を知り、乗りこなすどころか、知る気もなければ永遠に答えを知るどころか
『マイカー最高!』
になる訳で…
そんなので【ロッド性能】を語る訳にはいかない俺。
さて、アジングロッドも然り。
アジングロッドにも車の使用目的に応じた【必要性能】と同じ様に色々なアジングがあり、【釣り方】等によって様々な【性能】が必要なのである。
そして求められる性能は【釣り方】によって答えは
1つ
である、ハズ
本当の【性能】を知らず、【慣れたロッド】が扱いやすいからという理由だけでいたとすれば前には進まない。
『自分はこのロッドが合う』
『自分はこのロッドが好き』
【性能】を抜きに語る事は否定しないが、
それでいて性能云々を語ればそれは【性能】を理解していない証。
まあ、【ロッド性能】を知らなくてもアジングは楽しめる訳だから『どうでも良い!』って考える方はそれで良し。
猿的には、まだ解明されていないその【本当の必要なロッド性能】は知りたい。
【ロッド性能についての考え方】は以上。
さて、アジングロッドに求められる性能?
どんなアジングシーンで使うのか?
先ずはJH単体での代表的なアジングの種類として2種類
●一般的なアジング
比較的アクションは大きく、ロッドが静止する時間の少ないアジング。
●スローなアジング
水深、足場の高さ、流れ、レンジ等により小さいアクションが強いられるアジング。潮流を感じ、軽量JHの存在、微テンションを感じる必要のあるアジング。
今現在、【スローなアジング】に必要なロッド性能を追求しているのだが、今判明している外せない性能として…
◎重量(操作感度、バイト感度)
◎ロッドバランス(操作感度、バイト感度)
◎柔軟性(操作感度)
◎レングス(操作感度、バイト感度)
大きく4つ。
【スローなアジング】で特徴的な事項として
◎軽量JHで水深のあるポイントを潮流を把握しながら風を考えて僅かなラインテンションを感じてリグを思い通りに操作する
という色々有るアジングのジャンルの中でも極めてシビアなアジングである事を前提に考えてみると
【重量】について…
ロッド重量とロッドバランスの関係は基本的には反比例する関係であるが、バランスを優先しながらも極力軽量なロッドである事が求められる。
重量が重い=操作感度低下
重量が重い=バイト感度低下
バイト感度に関しては重要度は低いが。
【ロッドバランス】について…
バランスが悪いと【操作感度】が激的に下がる。
【操作感度】はスローなアジングでは最優先されるべき性能。
また、【バイト感度】も下がる。
【柔軟性】について…
この辺の性能が未だメーカーの認識が統一されていない。
【スローなアジング】に求められる柔軟性はベリーからティップにかけての柔軟性である。
パッツン系で軽量JHの【微テンション】を感じることは難しい。
また、ラインテンションの維持、潮流の把握も柔軟性の有るロッドが解りやすい。
しかし、柔軟性を求めると必ず【バイト感度】は低下する。
それを克服するのが【チタンティップ】である。
【レングス】について…
軽量JH、微テンション、潮流の把握となると当然手元に近いショートレングスが有利。
手元に近いというだけで全てが鮮明になる。
以上、今のところ判明している
【スローなアジング】に必要なロッド性能
つまり、
シビアなだけにレンジを外しやすい。
したがって、必要になってくる性能は
【レンジを外さない操作感度】
ってところだろう。
以上、考察終わり。
ちょっと前までは
『自分に合ったロッド』
●自分にロッドを合わせていたが…
『高性能ロッド』を求める今。
そう、しっかりと答えの出た高性能ロッドを理解するならば
●ロッドに自分を合わせる
これが究極かと。
そして一番言いたい事は
各ジャンルのアジングにおけるロッド性能
好き嫌い関係無く
必要な性能ロッドの答えは、細かな部分を除けば・・・
1つって事
とまあ好き放題書いたが、自分自身も未だに全てを理解している訳じゃないし、間違いも有ると思うので…
この記事の内容を鵜呑みにはせずに!
そんな事も考えながらアジングすればもっとアジングが楽しくなるのか?
いや、楽しくなるのは俺だけかもしれない。
そして遂に次世代アジングロッドのパーツが集結!
グリップはビンテージレッド
【NSR-56】もロッドドライヤーに乗り完成間近!
おしまい。