11月9日(土)~(日)
一気に寒くなってきた今日この頃
楽しい横浜アジングも水温の関係で、まともな釣果が期待出来るのも残り1ヶ月チョイ。
横浜アジングも今年で四年目?のシーズンだが、ここ最近ようやく【底】が見えてきた感がある。
今年は例年になくアジの個体も多く、サイズも普通に尺、最近は40クラスの話しも耳にする。
個体数が多いのは良いが、今年の東京湾アジには細身の個体が混ざる事が多い。
例年とは違うエリアからの回遊が増えたのが、個体数の増加になったと考えるのが妥当か?
サイズに関しては…
【宝くじ】
狙ってどうこうなるものではないので、あまり興味は無い。
それより【釣れ方】が自分にとっては重要であり…
【宝くじ】や【シャロー】で例え60㎝のアジが釣れたとしても…
素直には喜べない偏屈猿。
【宝くじの尺】より【AV25】
【シャローの尺】より【深場の20】
若しくは、【釣り分け】可能か?が重要
まあ、そこは拘り。
さて、土曜日
現地入りしたのは午後8時半、今回はS氏の【御祝いアジング】
妻に
『今日はSさんの御祝い釣行だから!』
と、説明するが…
『何それ?意味分からへん…』
と一蹴。
週末だし遅い現地入りなのでベスポジに入るつもりもなく、マッタリと楽しみたい今回の釣行。
意外にもアングラーは少なくベスポジ近くに釣り座を構える。
前入りしているS氏によれば、夕マズメ以降はサッパリだとか…
最近良くあるパターン。
風はフォローの5㍍程度
JH単1.3gからスタート
開始早々、アベレージサイズが出るも後が続かない…
今回のキープサイズは24㎝以上。
日付が変わる頃には予報通りの無風で快適アジング
ありとあらゆるレンジを0.5~1.5gのJH単で丹念に攻めるが極たまに豆
釣れない時間が過ぎて行く…
寒空の下のビールも良い感じ。
でも『午前3時位からは爆釣でしょ!』
と、楽観視していたら…
某氏がHITさせたRECORDクラスのカサゴ
大した朝爆も無く静かに終了。
釣果は最近では最低の
20本程度
24㎝以上のキープサイズは8本のみで撃沈。
でも、此処のアジングは釣れなくてもキープキャスティングが可能。
水深が有るだけでやるべき事が沢山あり、モチベーションが保てる。
やっぱココのアジングは面白い!
釣行記は以上。
お題目のダイワ【羽響】
最近発売された『チタンティップ』搭載のアジングロッド
自分がチタンティップに惚れ込んで自作している事も有るが、アジンガーなら気になるロッドだろう。
この日ShowManさんに振らせて頂いた。
翌日はご近所アジンガーさんから【羽響】拝借してガン見。
自分はダイワは好きなメーカーの1つ。
今後の期待込みでチョッと辛口になるが、このロッドについて私感を書いてみたいと思う。
先ず
レングス
ショートレングスを推してきた自分からすれば【頑張ったで賞】くらいの評価
メーカーからすればこの長さでも、かなりリスキーだし思い切った感はある。
しかしながら・・・
ショートレングスの良さを引き出す為には5.11ftは長過ぎ。
ショートレングスならではの
●操作性
●操作感度×2
●バイト感度×2
ほぼ6ftだと、このメリットはあまり味わえない様に思う。
ロッドバランス
今時の市販ロッドや、前作の【羽軸】に比べるとエンドが短くなった割にはバランスは良好。
ただし、自分が求めるベストバランスには程遠い感じ。
ガイド
これが問題。
アジングロッドにAGSを使うメリットは無いと考える。
軽量だと謳っているが、アジングロッドに使用されているATガイド・KTガイドの小口径と比較して果たして何gの差が出るのか?
パッと見、トップガイド~バッドガイドの総重量を比較して1gすら変わらない気がする。(実際に量ってないのでどうだか?)
大口径のガイド、シーバスロッドや青物用のロッドであれば、従来のフジのガイドとの重量差も大きくなるが・・・
それよりデメリットの【体積の大きさ】が性能的にもビジュアル的にも疑問である。
そしてガイド径
現在【羽響】で使用されているAGSのリングサイズは自分からすれば大き過ぎる。
物理的?材質的?技術的?に小径リングを作る事は出来ないのか?
とにかく前作【羽軸】もしかり、ガイド径が大きすぎるAGSは猿的にはNO!
ロッドの調子・ブランク(張り)
これも猿的にはNO
張りが強すぎるし太過ぎる。
どちらかと言えば【パッツン系】の部類に入ると思われる張り。
これもチタンティップの性能を生かし切れていないと感じる。
何故か?
チタンティップの最大のメリット
は・・・
以前の考察 にも書いたが
◎柔軟性があるが反響感度が高い
これに尽きる。
となると、自ずと【スローなアジング】向きのロッドの味付けが必要だと考える。
ここで言う【スローなアジング】というのは・・・
●比較的水深が有るポイントでのアジング
●潮流を感じながらのアジング
●忙しくリグを動かさないアジング
●軽量リグの重みをロッドを動かさないでティップで感じる
●テンションを維持するアジング
等々、である。
そうなると【パッツン系】では性能面では間違いなく劣るだろう。
チタンティップ
そして問題のチタンティップ
予想に反して【剝き出し】の生で搭載されているが・・・
チタン部があまりにも短い。
何故・短くしたのか??
自分なりに考えてみた
それは・・・
●重量減
●ガイド取り付け強度の問題
ではないか??
何本も自作した結果、チタン部分へのガイドの取り付け強度は弱い。
金属同士では溶接でもしない限りエポキシ等での接着では数ヵ月でガイドが動く様になる。
そこを考えて短くする事でトップガイド以外はチタン部への直接的な接着はしなくて済む。
チューブラーとチタン部の接合部とトップガイドのみなので強度は出しやすい。
この【羽響】のトップガイドと2番ガイドの間隔は・・・
ラインの角度がギリギリ許容範囲のガイド数。
これが羽響のチタンティップの長さの理由?
軽量化は良いのだが、短くすると何故ダメ?か・・・
先に書いた最大のメリットが出ない
からである。
という事で
【羽響】
スタンダードなアジングには十分過ぎる程の性能は発揮できるであろう。
が・・・
チタンティップで作った意味が猿的には見つからない・・・
【反響感度】のみを求めるならば、今時の【パッツン系】で事足りる。
その【パッツン系】ロッドでは不得意な分野でチタンティップの性能が発揮されるのだが、そこら辺が理解されてない?と感じた。
が、やはりチタンティップ。
ソリッドでは味わえない【反響感度】は味わえるであろうとは思う。
以上、簡単に分析してみたが、これはあくまでも私感。
良し悪しは自分自身で判断してもらいたい。
そして【俺のアジングロッド】シリーズNO,?
久々のロッドビルドで・・・・
マグナムクラフト社のブランクで遂に【至極】に迫るか?
おしまい。